日本の国土の70%は森林。地球温暖化の原因であるニ酸化炭素の吸収においても、重要な役目を担う森林。しかし森の手入れは実際は不足しています。弊社は25年前に間伐材の有効な活用方法を模索して、機能性セラミック炭の開発・生産に辿り着きました。素材を活用した商品づくりはもちろんですが、使って頂くユーザーにおいても、現在置かれている森林の環境や木材が持つ価値及び可能性を高めるきっかけになることを願い、モノづくりに取り組んでいます。
セラミック炭について静岡県内の山間部で育った檜・杉の間伐材を主原料にして作るセラミック炭には、もう一つ必要な材料があります。それは珪藻土と似た性質を持つ粘土鉱物です。この粘土鉱物と水分と木を絶妙なバランスで混ぜ合わせることで、木に粘土鉱物をコーティングさせることができます。その後独自で開発した製造装置を使い、約850℃で炭化することで出来上がります。セラミック炭には粘土鉱物由来の優れた水分の吸放湿性と木炭由来の脱臭性、さらにニオイを選別して脱臭する機能(特許)も併せ持っています。 |
幅広い分野で活躍する調湿機能開発から25年、調湿機能を利用した建築材料としての利用も増え、最近は屋内テーマパークや大型建築物の空気浄化を目的としたシステムにも使用されています。セラミックスコーティングにより、難燃性木炭として炭焼き料理の業務用分野においても使われています。 |
商品へのこだわり
絹と炭のレッグウォーマーセラミック炭の調湿機能・遠赤外線機能に着目して商品化。素材が持つ機能性だけではなく、レッグウォーマーとしての心地よさを重視して開発しました。長時間着用してもストレスのない、やさしい着け心地、空気層をたっぷり含む二重編み構造は、特許を持つ靴下工場とのコラボにより誕生しました。内側のふくらはぎ部分にはセラミック炭を微粉末に加工したあと一枚ずつ職人による手作業で塗布しています。発売から13年が経ち、ウォーマーシリーズは、アスカムのkinokotoを代表するシリーズになっています。 | 森の炭の森セラミック炭のニオイを選んで脱臭できる機能(特許)に着目して商品化。インテリアとしての見た目と弊社のコンセプトを重視して、作り手・デザイナー・メディアの協力によりクラウドファンディングを得て商品化しました。 針葉樹を思わせるまっすぐに伸びたフォルムの葉部分に、微粉末に加工したセラミック炭を刷毛を使い塗布しています。「嫌な臭いは吸着し、良い香りはそのまま芳香する」特徴を持つことから、精油を垂らし香りも楽しむことが出来ます。カタログギフトやふるさと納税の返礼品などで人気がある商品です。 |